大敗のキーワードは「適材適所」と「原則」 鳥取戦Review

鳥取サポータの方々へ。鳥取の選手交代まで追ってアニメーションを作成する事を忘れていました。不快に思われるので先に謝罪します。申し訳ございません。それでも読んでもらえると嬉しいです。岐阜目線ですが試合のReviewになります。

攻守に渡って原則のあるサッカーVS個人任せのサッカー

鳥取戦は0-4での敗戦。このブログを読んでいる方ならある程度予想できたのではないでしょうか?讃岐戦では相手の決定力不足、個の質に助けられて勝ちましたが鳥取は技術ある選手が揃っているので決定機で外してくれませんでしたね。

横山監督、コーチ陣、スタッフ、フロントは今のサッカーで勝てない事にいつ気付くのでしょうか?長野戦の采配ミスは選手がカバーしてくれましたが、攻守の問題点を放置し続ける監督を信頼している選手はいるのでしょうか?

鳥取は攻守の原則があり、選手の個性を活かした適材適所の配置になっています。組織として戦えば、実績ある選手が少なくても勝てるのです。実績ある選手を組織的に戦わせたら、、、それは言うまでもなく最強です。鳥取戦は「組織で戦う大切さ」、「その為に何が必要なのか」をサポーターの方々も認識できる、大事な試合になったと思います。

そして、この試合では80分辺りから適材適所に選手を配置したおかげで攻撃が活性化し、シュートやクロスで完結するシーンや後半42分には初めてCKを獲得しました。

鳥取戦の敗因に触れた後、どうして攻撃が活性化したか解説するので絶対に最後まで読んで欲しいです。僕がいつも言っている「適材適所」、「攻守の原則の大切さ」への理解が深まると思います。よろしくお願いします。

原因は監督だけではない。

前にも述べましたが、勝てない原因は監督だけではなくフロントにもあります。フロントの選手編成、コーチングスタッフの人選など責任は大きいです。だからと言って1か月に2度も大敗することは許されるわけではありません。

この問題は切り離して別々に議論すべきです。

他にも原因はある中で、ここでは監督の責任にフォーカスを当てて言及します。なぜ監督の責任にフォーカスを当てるのかというと、監督が現場の責任者だからです。戦術、原則、約束事、スタメン、交代選手など全てフロントが決めているなら横山監督に責任追及はしないのでクラブの方、教えてください笑。

クラブスタッフは四六時中、寝ても覚めても対戦相手や岐阜の映像を見ているのでしょうか?クラブはピッチ全体が常に映し出された映像が見られて分析がとても楽ですがどうなんでしょうか?相手チームのスカウティングや岐阜のサッカーの分析は全力でやっているのでしょうか?まだまだ足りない部分があり、この成績、試合内容になっていると信じたいですね。四六時中サッカーの事を考えていた結果、今の状況なら目も当てられません。

横山監督には腹を割って話せる人がクラブに居るでしょうか?社長、強化部長、コーチ、選手が浦和関連で監督はそうでないとなると孤立感が否めません。横山監督就任時、新たにGKコーチを招聘しましたよね。それも浦和パイプで。その時、横山監督のリクエストは無かったのでしょうか?横山監督が栃木や長野で共に過ごした人を呼べなかったのでしょうか?

浦和パイプでフロントやコーチ人事をするのなら監督まで徹底してやってください。そうでないとクラブが一枚岩になって戦えません。

横山監督以外にも原因はありますが、ここでは現場責任者である横山監督の采配について言及します。

鳥取、僅か30秒で攻略完了!そして鳥取に止められた岐阜の足

鳥取戦は開始30秒で勝負ありでしたね。岐阜の個人任せの守備に加えて、鳥取の攻撃の原則をチームで共有しないまま試合に入るとこのようなことになるのです。監督、コーチ陣、現場スタッフはこれでも最高の準備をしたと言えるのですかね。

前半からボールへの寄せが遅い、甘い、セカンドボールが拾えない、簡単に裏を取られるシーンが多かったですよね。選手の気持ちが足りない、戦う姿勢がない訳ではありません。全員、魂込めて戦っていましたよ。しかし、局面的に何度も数的不利を作られて岐阜のDFは誰をマークすればいいか迷う為、遅れるのです。試合開始直後から無駄走りが多いので後半足が止まるのです。若手、ベテラン関係なく、誰が試合に出ても同じような結果でしたよ。

0:31~のシーンでは、鳥取の立ち位置の工夫と攻撃の原則によって岐阜DFの足を止めたのです。

3バック採用時、プレスは5-2-3になるので2列目の人数が足りません。そこを突かれて中京大戦、長野戦は失点しました。そして、長野戦の前半35分過ぎに長野が岐阜の弱点に気付き始め、攻略しかけていました。長野戦の前半35分の時点で、宇賀神はベンチの横山監督に対して「ボランチの2枚の脇が使われていてピンチ。HTまでに対策を準備して欲しい」とプレーが切れた僅かな隙に言いました。しかし長野戦ではその弱点を何も対策せず、その弱点を突かれて逆転され、最後の最後で何とか追いつきました。当時は長野はシュタルフ監督の戦術が浸透しきっていなく、選手の判断が遅れてる、迷いがあって試合終盤に失点する事が多かったですが、今はかなり浸透しているのでもう長野には勝てないでしょう。

長野と対戦したのが5月29日、今日はもう8月ですよ。2か月間、何していたのですか?監督、コーチ陣、現場スタッフ。選手から監督やコーチなどに対して何度も意見は言えません。理解していない上司に何度も意見すればセレッソ大阪の乾のように干されることが分かっているからです。そして、宇賀神だけでなく他の選手も既に気付いています。だから福島戦以降、選手は勝っても笑顔無し、不満そうな顔をしているのです。

このような攻撃を試合開始からずっと続けられたらどんな選手でも足は止まります。3失点目なんてすごくいい例ですね。何度も前後左右に揺さぶられて後手後手の守備をしていたら無意識のうちに足が止まりますよ。サッカー経験者ならサイドに何度も振られて走られるしんどさが分かると思います。岐阜は約70分間ジャブのように鳥取の攻撃を受け続けました。その中で3失点目のシーンだけ切り取って選手を責めるのはお門違いなのでやめてください。この意見に対しては異論は認めません。そして絶対に自分は間違っていないと思っています。根本的な原因はそこではないので選手を責めても何も解決しませんよ。

宇賀神、畑のWB起用はやめろ!畑は悪くない、まずは畑の解説

畑をずっとWB起用してますが、畑は簡単に裏を取られます。だって、最終ラインのサイドの守備は苦手なんだもん。それに加えてスピードの自信がない、カバー能力に長けていない岡村を隣に配置します。

受験勉強に例えると、英語がペラペラで読解力も語彙力も豊富、世界情勢や歴史にも詳しい受験生が親に強制的に数学1本の私立を受験させられているようなものです。滑り止めも全部理系しか受験させてもらえず、結果不合格。浪人が決まりますが不合格の原因は親が受験生に押し付けている、そんな現象が起きています。

野球に例えると普段センターを守っている選手がいきなりショートを守らされるイメージです。

畑がWB起用される問題点が浮き彫りになった代表例が失点シーンです。12:38~(ハイライト0:44~)ですね。

畑にボールとマークを同一視野に入れて裏を取られない守備をしろって言っても無理なんです。適正ポジションではなく、サッカーの中でも苦手なことを今から改善なんて無理です。ちなみに窪田はボールとマークを同一視野に入れる守備は畑より上手です。

せめて畑の隣にスピードがあってカバー範囲が広い藤谷を配置していたら変わっていたでしょう。岡村にスピードないから今から足速くなれって言っても無理なんです。その代わり彼は足元でボールを扱うのが上手くパスが捌けるという藤谷に出来ない事が出来るのです。

畑の給水が生んだ奇跡の岐阜の初シュート

43:21~(ハイライト2:50~)のシーンです。ここでは宇賀神がファウルを受けてマイボールになったので畑が給水するためにピッチいっぱいに広がります。その結果、庄司から素晴らしい対角線のパスが出されて畑が独力でシュートまで持っていきます。給水のおかげで配置が良くなったなんてネタに以外なんでもありません笑。

配置を整えれば最終ラインに降りた庄司も活かせます。畑は決定力、シュート力、ゴールへの嗅覚があるのでもっと前で起用すべきです。

小山の怪我により辿り着いた畑起用の最適解

後半開始早々、小山がハムストリングスを痛めて交代してしまいました。悲しすぎる出来事です。それによって岐阜は3バック→4バックへ変更しました。畑が1列前に配置されたことで畑の弱点が隠されて彼の良さを発揮し始めるのです。

畑の良さが活きたのは50:51~のシーンです。ここから立て続けに中央で仕事をして攻撃を活性化させていました。それと同時に菊池も良いプレーをどんどんしていましたね。

やっと畑が伸び伸びとプレーし始めたと思ったら10分後に畑は途中交代しました。何故なんですか?怪我の功名で適材適所に配置され、攻撃のアクセントを加えていた畑が何故10分後に交代するのですか?僕には理解できません。誰か教えてください。窪田投入したいなら畑、藤岡の2トップでいいじゃないですか!長崎時代、畑は2トップの一角で輝いていましたよ。

この采配には怒りしか湧きません。

後半35分、ピッチ上の全選手が適材適所に配置される。(横山政権初の出来事)

Twitterで鳥取戦の敗戦はポジティブに捉えられると呟いたのは後半35分以降、選手が適材適所に配置され、戦術が無くても攻撃が機能したからです。

アニメーション内のメリットと同じ事を下に箇条書きにしたのでアニメーションでは読みにくい人は下の箇条書きを読んでください。

・窪田、菊池はサイドで幅を取り仕掛けられる
 →中央にスペースが生まれる
・藤岡は中央で仕事が出来る
 →富樫、石津はライン間や低い位置でも仕事が出来るから
  藤岡は中央のゴール前に居座れる
・サイド裏は藤谷、宇賀神のスピードでカバーできる
・中央の岡村はスピード以外の対人の強さを発揮できる
・宇賀神が最終ラインでビルドアップできる
 →宇賀神がボールを持ち、散らせられる為、
  庄司が降りる必要なし
 →庄司が自陣ゴール前から相手陣地のゴール前まで
  走る必要がなくなる
・宇賀神が居るから庄司は降りる必要なし
 →宇賀神から縦パスが入る為、高い位置でパスが捌ける

15分弱しかこの配置で見られませんでしたがわずかな時間でも素晴らしい攻撃をしていました。宇賀神3バック左の強みが出た代表的なシーンが79:57~ですね。

宇賀神の1本の縦パスのおかげでプレス回避に成功してチャンスを作ります。この宇賀神の技術は小山にも習得して欲しいです。小山はプレスに来ている→前線は数的同数だろうと予測→ロングボールの判断は出来ます。しかし、プレスに来ている→2列目が連動していない→前線では数的不利な場面もロングボールを蹴ってしまいます。宇賀神先生、小山に教えてあげてください!!!小山は宇賀神先生がこの時、「どんな事を考えていたのか」、「どんな準備をしていたのか」、「出来るようになる為にはどんな練習が必要か」詳しく聞いてくださいね!

サイドの高い位置より低い位置で沢山ボールを触り、散らす方が宇賀神の力は発揮されるのです。(彼のプロ意識が異常で適正ポジションでなくてもクロスを上げたりシュートを打って意地でもチャンスを作るので凄すぎます。)

宇賀神がビルドアップでミスをして4失点目を献上しましたが、ビルドアップで少しでも原則、約束事でもあればこの先ミスをする事はありません。心配無用です。

サイドに窪田が立っている。計り知れない窪田の引力

窪田はサイドの高い位置で張っている、それだけで攻撃は活性化するのです。そのいい例が85:22~のシーンですね。

このシーンは富樫と窪田の立ち位置で大チャンスを作りました。中央の石津が中に入るタイミングが少し早かった為、合いませんでしたがこのようなシーンを再現性高く繰り返せば得点の期待は高まります。

90:29~のシーンは窪田はパスを受けて捌いただけなのにチャンスが作られます。素晴らしい攻撃です。富樫が上手くペナルティエリア脇を攻略した際に逆サイドの菊池やボランチの庄司or本田がゴール前に顔を出せれば攻撃の厚みも増えます。(80分近く走らされていたのでこの試合でそれを求めるのは酷です。)

藤谷が3バックの右をやっているので前が空いていたらスムーズに持ち出せます。彼の強みの一つで左ではこの強みは発揮されません。藤谷がドリブルで運んだおかげで富樫が高い位置でプレーすることが出来ます。

適材適所に配置するだけで一気に攻撃が活性化するのです。

何故、最初からやらないんだ!なぜ、適材適所に辿り着くまで就任して3か月もかかるんだ!個スポ申し込むので小松社長に直接聞いてきます!笑

勿論、リスペクトは忘れずに!!!

今までの選手起用から考えると、このメンバーでこのフォーメーションで試合をしたのは初めてだと思います。初めてでこのクオリティなので選手個人の能力、賢さは素晴らしいですね。

誰よりもプロな石津大介

HT練習の最後にベンチメンバーはダッシュをします。富樫と窪田がダラダラ喋りながら奪取する位置へ向かっていました。そこに石津が一声かけて自分は黙々とダッシュを始めました。それを見た窪田、富樫は慌てて真剣にダッシュを始めましたよ。動画撮っておけば良かったと後悔しています。

それに加えて、試合終了直後、ラストプレーで体の向きは中央へ向いたまま密集した中央へ無理やり縦パスを付けた藤谷に指導していました。

その縦パスを無理やり入れたシーンが94:00~(ハイライト5:31~)です。

庄司が上手く縦パスをワンタッチで藤岡に捌いたから良かったものの、リスクの大きい藤谷のプレーでした。これがラストプレーでしたが、その後の整列時に石津が身振り手振り藤谷に指導していました。人間的にも素晴らしい選手ですね!絶対に手放してはいけません。

TJといい、石津といい若手に指導できるベテランがいます。そのベテランと若手がもっと一緒に試合に出て経験を積んで欲しいです。石坂と本石のレンタルは正直ショックでした。天皇杯など彼らにチャンスを与える機会はあったはずです。本石のプレーは僅かだけ、石坂は全くプレーが見れていません。

とにかく、時間を見つけて彼らを応援しに行きたいです。

適材適所をベースにアップデートをしていく

WBが幅を取るべきと言ってますが、全局面それが該当する事はありません。局面的に中へ絞ってゴール前に飛び込んだ方が得点は取れます。ただ、ベースが無ければ局面的な判断は出来ません。岐阜はまずベース作りです。

現代サッカーの原則について詳しく知りたい、勉強したいという人はこの本がおススメです。戦術的に少し深掘りした玄人向けの本だと著者の木崎伸也さんは仰ってました。しかし、読みごたえがあって何度でも読みたい本です。勉強になるので知見を深めたい方は是非是非!!木崎、ナーゲルスマンと検索すれば出てきます。

最適解のスタメン

スタメンとポジションを争わせるライバルを書きました。移籍した本石、石坂を除いても吉濱、フレイレ、ヘニキ、山内彰、橋本、服部、桐畑、大野、生地、山内寛は書ききれませんでした。どう考えても戦力過剰です。これでは若手は成長できません。

ベテランの中で練習、試合を重ねるうえでプレー面、人間性を含めて誰を残すべきか分かっているはずです。2度とこのような編成ミスはしない事ですね。「コロナで主力が離脱した時に備えて」と聞いたことがありますが、主力が数人欠けたら若手のチャンスだと僕は思います。主力が数人欠けても勝てるよう明確な原則を落とし込まないと昇格なんて絶対無理ですよ。人に頼るサッカーは対策しやすいですし、その人が不調、怪我で離脱したら終わります。

そもそも、J3のような予算規模のクラブが選手の質頼りのサッカーをやってはいけないのです。

個スポ申し込んで小松社長と話してきます!!!

個スポ申し込んで小松社長に話を聞きに行きます。楽しみですね。聞いて欲しいことがありましたらメッセージください。時間が余ったら聞いてきます笑。

最後までお読みいただきありがとうございました。