愛媛-富山 Review

今週末愛媛と対戦、来月富山と対戦する為、愛媛-富山の試合を見ました。

愛媛の監督は京都、山形等で指揮した石丸さんです。石丸監督のサッカーはボールを丁寧に繋ぎます。京都では最高5位(J2、2016年)、山形では最高7位(J2、2020)の成績を収めた実績のある監督です。新加入は19名(主に森脇、松田力、矢田旭、佐々木匠、徳重)で実績のある選手が揃っています。

富山の監督は昨シーズンと同様に圧力のあるプレッシングサッカーを目指している石崎さんです。新加入は16名(主に川西、アルトゥールシルバ、ルイスエンリケ、鎌田)とこちらも実績のある選手が揃っています。

積極的なプレスとロングボールで主導権を握った富山

愛媛は4-2-3-1、富山は3-3-2-2の形でスタメンは下図の通りです。

後ろから繋ごうとする愛媛に対して富山は前線から激しくプレッシャーをかけました。その結果パスが引っ掛かりピンチになったり慌ててトラップミスをするシーンが見られました。富山のプレスが弱まるまでプレスに対する答えが出せませんでした。

一方、富山は風下ということもありシンプルにロングボールを川西⑱とマテウス⑩めがけてロングボールを蹴り、セカンドボールを拾うことで優勢に試合を運びました。

富山のビッグチャンス

前半互いに1つずつ決定機を迎えました。まずは富山の決定機の起点の配置を見てみます。このシーンは愛媛GK徳重のビッグセーブで失点しませんでしたが決定的なシーンでした。下図はハイライト0:54に至る直前のシーンです。(ハイライトではすでに安藤⑬がドリブルをしてます)

愛媛の守備の特徴は逆サイドの選手(この場合森脇)がかなり真ん中よりにポジションを取り同じサイドに愛媛の選手が集まっていることです。この守り方のメリット、デメリットを挙げます。

メリットは同サイドで数的優位を作り、ボールを奪うことで、その後数的優位な状態で攻撃ができます。

反対にデメリットは同サイドでボールを奪いきれず逆サイドへ展開されると、ピンチになることです。このシーンはまさにデメリットの部分が出てボール保持者(神山㉖)には中途半端なプレッシャーしかかからず簡単にサイドを変えられました。

また、相手に中盤やDFラインにうまい選手が揃っていると左右に揺さぶられ、消耗させられます。その結果、後半足が止まり失点するシーンが増えます。(大木監督体制最終年を思い出します)

愛媛のビッグチャンス

次に愛媛のビッグチャンスです。展開はシンプルでマテウス⑩がファウルをして愛媛がFKを獲得し、そのリスタートから森脇→横谷→松田決定機が生まれました。富山は失点してもおかしくなかったです。

この決定機は森脇と横谷のファインプレーにより生まれました。前半のうち何度か富山の2トップの守備への切り替えが遅く、愛媛がチャンスを作りかけるシーンがありました。また、横谷に誰がプレッシャーをかけるか曖昧で横谷フリーでボールを持てるシーンもありました。そこを突き決定機につながるあたりさすがベテランです。

後半にも横谷から松田へのスルーパスで決定機を作ってました。(55:21~)この場面はマテウス⑩が後ろの状況を確認せず無理に奪いに行ったことで横谷がフリーになりましたね。

一瞬の隙を突き先制した愛媛

後半開始後も前半同様激しいプレスとこぼれ球を拾うことで富山が主導権を握ったかのように思えた矢先、一瞬の隙を突き、愛媛が先制します。

佐々木のシュートはゴラッソでしたね!ドリブルのコースを開けた味方のランニングも素晴らしいです。

後半の入りが良かっただけに富山としては勿体ない失点でした。

見事な采配、躍動したKING川西、大野の2発で逆転

選手交代によりシステムを変え、流れを引き寄せます。

前線にフレッシュな選手が加わり、ボランチが二枚になることで攻守の切り替えが速くなり同点ゴールに繋げます。(64:43~、ハイライト3:19)ボールを奪取した場面では矢田に対して最後は4人で囲い込み奪ってます。この時間まで見たことのない場面で、石崎監督からの明確な指示があったのだと思います。

攻撃時は川西⑱がゲームメイク、大野⑨、高橋⑧がゴール前に残るという各選手の役割が明確になり、のびのびプレーしているように見えました。守備面では高橋⑧がサイドをカバーして川西⑱を真ん中に残すことでカウンターの起点にする狙いも見て取れました。

王様(トップ下)の役割を川西に与えたらどうなるか岐阜サポなら容易に想像できますね!!流石です。

最終的には決勝点をアシストしてチームを勝利に導きました。正直、複雑な心境ですが岐阜戦以外で活躍することを祈ってます。

愛媛戦、富山戦にむけて

愛媛戦Previewは木曜日夜に出します。

また、来月富山戦があるので富山の試合もできる限りReview出していきます。

対戦相手もことを知り、何をすべきか考察していきます。

Preview楽しみにしていてください。

ありがとうございました。

それでは!