横山監督!あんた最高や!MVPや!鹿児島戦Review

首位撃破!本当に見ごたえのある試合で時間を忘れました。ヘニキ、服部の交代で後半40分だということに初めて気付くくらい、のめり込んでました。勝手に選手、監督と共に戦っていました(笑)。

今までボールを受ける位置が低いから攻撃を停滞させている、簡単に釣りだされるから守備が軽いと指摘していた庄司が横山監督の下ではボールを散らし、ゴール前でシュートを打つようになり、ゴールを決める。守備では簡単にスペースを空けず、相手に飛び込むことなく我慢強く守備をしているなんて信じられません。庄司本人が自分にベクトルを向けて取り組んだ成果ですね。やっぱりプロなんだと思いました。

Previewでは準備しないと開始15分でやられて負けると書きましたが横山監督はかなり入念に鹿児島を分析して答えを出しました。監督のやりたいことがハッキリしていた為、ピッチ内の迷いもありませんでした。選手の立ち位置は修正点はありますが改善されたため、ビルドアップもスムーズでした。

横山監督あっぱれです。それでは横山監督がどのような準備をして鹿児島がどのようなアクションを起こしたのか見ていきましょう。(FK時の壁は昨日遠かったですよね?)

鹿児島の強みを消した監督の準備

34分55秒。これは何の数字か分かりますか?鹿児島が自分達の攻撃の形を作るまでに要した時間です。この素晴らしい守備構築について考察します。

鹿児島のサッカーは人とボールが目まぐるしく動く攻撃的なサッカーをします。5バックで守っても崩してきます。その証に開幕から昨日まで全試合で得点をあげています。ただ横山監督が鹿児島の特徴を理解して対策をしたので前半の主導権は岐阜が握りました。まずは試合開始直後の立ち位置(初期配置)から確認していきましょう。

これが鹿児島戦の守備の原則です。岐阜が約束事を明確に決めていたので鹿児島は明らかに戸惑っていました。選手のポジションチェンジを繰り返しても岐阜の守備ブロックが崩れません。CBの広瀬や岡本はボールは持てるがパスも出せない、ドリブルで持ち運べない状態でした。それとは対照的に守り方を明確に決めていたので岐阜の選手に迷いがありませんでした。前半、岐阜が主導権を握ったのは横山監督の徹底した準備があったからです。

ただこの守り方は石津、藤岡、チャーの負担がかなり大きいです。試合を見ていると石津が守備でよく走っているように見えますがそれ以上に藤岡、チャーは自陣深くまで戻ってそこからスプリントしてゴール前に顔を出すのでかなりしんどいと思います。そしてまた庄司、柏木の横まで戻ってサイドの守備をするのです。守備の時、石津をトップにしているのは彼の負担を減らす為です。帰り道、後ろで話していた3人組が決定機でシュートを打てなかったチャーを批判していましたが、彼なしではこの戦術は成り立ちませんでした。チャーがいなかったらサンドバック状態の安間サッカーです。

次に攻撃です。攻撃でも試合前に狙いを明確にして、選手に浸透させていました。その証に選手の立ち位置がよく、開始1分30秒で選手の立ち位置によってチャンスを作りました。誰経由でどこの誰にボールを預ければチャンスになるか11人全員が理解して試合に入ったのでチャンスが作れました。(遼太郎君は試合中、この狙いを忘れて監督に怒られていました。18分20秒~監督の目の前でしたね笑)

鹿児島の守備は3トップでプレスに行くこと、そしてサイドにボールを逃がさせず中央で刈り取ることに狙いがあります。岐阜は緑のスペースにボールを逃がせればチャンス、逆に無理だったらピンチになります。前半何度も縦パスが通ったのは鹿児島の守備の弱点を上手く突いたからです。それに加えて前半のチャーの抜け出しが鹿児島のDFラインを深くして、藤岡、石津に自由にプレーできるスペースを与えました。

横山監督はこの鹿児島の守備の構造を理解してましたね。プレスにハマりショートカウンターを受けるシーンが無かったのは横山監督の準備のおかげです。

鹿児島の守備のもう一つの特徴は同サイド圧縮することです。サイドにボールが入った時、ボールサイドに人を集めて刈り取る戦術です。1分30秒のシーンが分かりやすいのでアニメーションを使って解説します。

この攻撃は一見すると普通の攻撃のように見えますが、相手のやり方を理解したうえで選手の立ち位置を整理した素晴らしい攻撃です。監督が基本的な立ち位置を整理して、スローインの時は逆サイドの大外に逃がそうという共通認識があったから生まれた攻撃です。中もそろっていましたし強烈な先制パンチになるシーンでした。このシーンがいい例ですが特別なことをしなくても選手の立ち位置に原則があればチャンスは自然に生まれるのです。

次はカウンターのシーンです。横山監督は鹿児島のSBが高い位置を取る→その裏が空くことを理解してチャーに狙わせていました。4分45秒~のシーンです。チャー個人については後で触れます。

開始直後に決定機が訪れました。このカウンターも鹿児島のSBの攻撃参加を逆手に取った見事な攻撃です。開始5分以内であること、選手が連動していたことから監督が準備してきた攻撃ですね。シュート打ってほしかったですね。

ここまでが横山監督が行った準備です。(僕が分かった範囲ですが)横山監督、コーチ陣素晴らしいでしょ。この姿が見たかったんです。この準備を続ければ必ず優勝できます。準備を怠らなければ首位に勝てる選手が揃っているんです。だから昇格は監督、コーチ陣次第と言ったんです。昨日の試合は負けても引き分けでも100点満点でした。次のステップは試合中の修正ですね。準備があって初めて修正できます。この先、試合中のアクシデントがあるかもしれません。どのように修正するか楽しみです。

試合中の細かい修正にも言及出来て楽しいです。ブログ言語化するの楽しいです。

横山監督ありがとうございます

鹿児島の修正に加え、誤審によって出来た一瞬のスキから失点

後半から鹿児島は攻撃を更に活性化させました。SBの立ち位置を修正したのです。アニメーションで解説します。

後半から全ポゼッションではないですが時折このような変化を加え、岐阜を混乱させました。57分50秒のシーンではこの形からピンチを作りました。逆サイドへクロスが上がっていたらフリーな選手が2人いました。後半、鹿児島が攻勢に出たのもこの修正があったからです。ここまで出来るのは凄すぎます。そもそも修正前の攻撃の時点で完成度が高かったのに更に上を行くなんて本当に凄いです。

鹿児島の同点ゴールは一瞬のスキを突かれました。ハッキリ言って誤審です。68分30秒のシーンですが小山は相手に当てて外に出しています。相手選手の有田も笑顔で小山の背中をポンポンと叩いているしぐさからも有田に当たったことは明らかでしょう。ぎふチャン録画みてますが明らかに当たってますしボールの軌道も変わってます。小山にしては珍しく審判に熱く抗議していました。この場面のみ相手に向いていたベクトルが審判に向いてスキが出来ました。今までマークしなかったCBに対して自陣内で出ていき、自らスペースを鹿児島に献上しました。この時間まで守れていたのになぜ失点の場面だけゆるーい守備になったか分かりません。もしかしたら審判へベクトルが向いたことによる失点なのかもしれません。

68分40秒~失点までの流れをアニメーションにしました。画面に映っていない選手の動きは適当ですが失点の原因になった動きは正確です。

アニメーションを見てわかるように岐阜の左サイドで1回、右サイドで2回致命的なDFミスを犯しています。鹿児島の修正が岐阜の守備の混乱を招いたと言えばそれまでですが、、、この失点は明らかに選手の責任です。100%選手が悪いです。監督の戦術を遂行出来ていません。選手の戦術遂行力不足ですね。藤岡、柏木がなぜ出ていったのか理解できませんし、窪田と畑のマークの受け渡しはどうなっているのか全く理解できません。

昨日の試合は監督が選手を助けた試合でしたね。横山監督でなければ勝てませんでした!

まあ90分のうち何分かは集中力が切れたり、守備のミスは出てくるものです。この試合でも何度かありましたが連続することはありませんでした。3連続の守備のミスを犯すとすぐに得点に繋げる鹿児島は恐ろしすぎます。

横山監督が誰よりも新化している

首位相手に先制して追いつかれて、、、「逆転負けだけは勘弁して」、「せめて引き分けで」と思ったサポーターも多かったでしょう。しかし、失点しても全くへこたれずに前を向いてましたね。長野戦もガンバ戦も鹿児島戦も選手の目は死んでませんでした。そして勝ち越しゴールを奪って勝ってしまうなんて信じられません。

勝ち越しゴールはスローインからでしたね。鹿児島は同サイド圧縮してその逆を突いてのゴール。試合前に準備して、試合中狙い続けて、最後の最後でゴール!やみくもに攻めるのではなく相手の構造を理解したうえで戦う大切さが身に染みたと思います。逆に言えば相手を理解したうえで準備すれば試合中慌てません。そして勝利する確率は高まるのです。

サッカーは取捨選択のスポーツだと思っています。何を捨てて何を拾えば勝利する確率が高まるか知っている選手がいます。知っているコーチが居ます。J2昇格経験のある監督が居ます。J2昇格争いで敗れ、昇格出来なかった経験のある監督が居ます。全員が力をあわせたらとんでもない力になりますね!

昨日の横山監督は長野時代の横山監督でなくシン・横山雄次でした!

ここからは期待の若手コーナーです!!!

ンドカ チャールス 可視化しにくいチャーの貢献度

皆さんは昨日のチャーの出来に対してどう思いましたか?駐車場へ歩く途中、チャーを批判していた3人組の男性がいて怒りに震えました。シュートを打てなかった?ゴールがない?それの何が悪いんですか?僕はむしろシュートチャンスまで持っていけていることが素晴らしいと思います。並みの選手ではシュートチャンスすら辿り着きません。

現在行われているU-23のアジアカップでFC東京の松木選手がPKを外しました。それに対してFC東京のアルベル監督は「失敗することは、決して過ちではありません。誤ちとは、PKを蹴りたいと思わないこと。それゆえに、蹴って外したのであれば、一歩前進です。成功の秘訣とは、我の強さであり、メンタルの強さであり、勝負にこだわる魂です。成長し続けるために日々努力を重ねるべし。」(原文ママ)とメッセージを送りました。

本当に素晴らしい言葉ですよね。サッカーだけでなく勉強、仕事、子育てすべてに言える事だと思います。

シュートを打てなかったことが失敗ではないんです。裏へのスプリントをしない、チャンスに顔を出さないことが失敗なんです。「試合でシュートチャンスに顔を出してシュートを打てなかった」この経験があって初めてあの場面でシュートを打つにはどうしたらいいか、考えられるのです。古橋の1年目もシュートが打てなかったり、パスしてしまったり沢山の失敗を繰り返しました。セルティックでの初のレンジャーズ戦ではパスの場面でシュートを打ち、シュートの場面でパスを出して敗れました。ただ彼は歩みを止めませんでした。古橋の1年目は考えすぎて1対1外す場面もありましたよね。今では落ち着いて決めます。考えてプレーの最適解に辿り着いていた1年目、それを継続するといつしか感覚的にプレーできるのです。だから神戸でもセルティックでも得点が量産できます。

頑張れ!チャー!僕は見てますよ!応援してますよ!

そもそもの話なんですがチャーなしでは昨日の戦術は出来ません。速くて強くて高くて、横山監督の守備戦術を遂行出来て、存在自体が相手の脅威であり、藤岡、石津へのスペースを供給するのです。データに現れにくく可視化しにくいんですが貢献度は凄いですよ。他のJ3クラブに居たらと思うとぞっとします。

最後に一言だけ。次はシュートを打ってみないと何も分かりませんよ。

小山の反省会

皆さん次は小山の番です。皆さんの評価はどうでしたか?僕の中では小山の些細な好プレーは普通になってしまい反省点しか挙げられません。申し訳ないです。

後半、開始直後ロメロへの縦パスに飛び込んで外されてシュートを打たれたシーンは反省ですね。前半終了間際に遼太郎君がロメロへの間合いを詰めすぎてかわされてピンチを招いています。そこから学べば軽率な飛び込みは無かったでしょう。それに加えて、後半開始直後のシュートは相手に流れを渡します。今後の成長のためにインターセプトを狙うことも大切ですが、場所、時間、流れを考えられるとより素晴らしい選手になります。ちなみに解説の竹田はOKって言ってました。

庄司のイエローカードの場面も反省点ですね。あのまま有田についていれば庄司とサンド出来てより有利な状況を作れました。本人はマークを受け渡してスペースを埋めようとしたのだと思います。この辺りの最適解は人によるので、どの選択がいいかは監督やコーチに助言を求めてもいいかもしれません。

小山のプレス耐性はかなり高いと思います。近いところがマークされていたらその先をみていいボールを蹴ります。竹田も褒めていましたよ!

凄く良くなっています。ただそうなると反省点ばかりになるのでそろそろ小山の成長を見守るコーナーは終わっていいかもしれません。特別取り上げる事は無くても戦術分析の中で褒めていくのかなと思います。皆さん、これからも彼の応援お願いします。次なる若手はチャーかな。それとも他の選手かな。楽しみです。

竹田の解説素晴らしい

ぎふチャンの解説は元FC岐阜キャプテン竹田でした。聞きやすい声で的確な解説素晴らしかったです。39分10秒のGK松本のさりげない横パスの良さを解説したり、ピンチの場面でも「人が揃っているからそこまで危なくない」などの解説も良かったです。

試合開始から宇賀神と五領の攻防について触れていて、60分くらいには「今は五領選手が宇賀神選手に着いていけているから守れているけど終盤になったらどうなるか?1つのストーリーとして楽しむ」と言っており決勝ゴールは宇賀神が決めて竹田の解説通りで凄いなあと思いました。

先制点の起点になった柏木のふんわりとしたパスも「一度上を見なければいけないからマークを見失いやすくなる、DFにとっては嫌なボール」と選手目線の解説が分かりやすかったです。さりげないファインプレーもさらっと言語化しており聞いているだけでサッカーIQが上がる気がします。試合を1つのストーリーとして観ることは僕自身凄く共感でき、語り合いたいです。交代したチャーと畑へのコメントも共感できる部分ばかりでした!

ぎふチャンの方!もし見ていたら!解説竹田また楽しみにしてます。

福島戦Previewは気が向いたらやります。需要があればやろうかな、、、

最後まで読んで頂きありがとうございました。