J2昇格に向けて 長野戦Review

天皇杯まで時間が無いのと体力的に試合を見返せてません。現地で見た、感じたままに書いてます。その為、見落としている部分があるかもしれません。時間が出来たら試合を見返して修正記事を出すかもしれません。ご了承ください。

大前提として

ここでは昇格に向けて何が必要か言及します。大前提として就任から約3週間でここまで仕上げてくる横山監督は素晴らしいですし称賛されるべきです。三浦監督なら今のクオリティになるには少なくともあと2,3か月は必要でした。ただ皆さんの願い、選手、監督、フロントの目標はJ2昇格だと思います。それゆえ少し厳しく、踏み込んだ指摘になるので「そこまで求めるのは、、、」と思うかもしれません。僕はそこまで追求しないと昇格出来ないと思ってます。(三浦監督時と言及するレベルは雲泥の差です)

正直な気持ち、問題点には言及せず良かった点を抽出しようと思ってました。しかし、勝ちたかったという意見がかなり多く、言及することにしました。それに加えて三浦監督解任時に「横山監督はいい監督だが魔法使いではない。横山監督にしたからといって昇格争いに加われる訳ではない」と僕が言った理由も含めて解説できるいい機会だと思い述べさせて頂きます。

念のためもう一度。横山監督は素晴らしいです。ラモスさん以前は分かりませんがそれ以降最高の人物です。リスペクトしたうえで言及させて頂きます。

準備不足、引き出しの少なさが招いた後手後手の采配

結論から申し上げますと勝てなかった原因は監督の采配ミスです。

前半30分辺りから岐阜の守備の強度が落ちる→長野の一部の選手は岐阜の穴を見つけ始める→長野のFWが気づいていない為、岐阜の守備がハマり先制→聞き取れた範囲ですが宇賀神が横山監督に「ボランチの脇を使われ始めているから対策用意しておいて」と言う→HTでロッカールーム下がる前に長野のDFが気付いてないFWにブチギレ→長野は対策をチームで共有、岐阜は何も変わらず→後半開始から岐阜の弱点を共有した長野が押し込む→横山監督は窪田投入(根本的な解決になってない)、失点→慌てて小山投入、4バックへ(63分までに2回の交代回数を使った為、最後のカードを切るのを渋り村田投入が遅れた)→後半、押し込まれ消耗したため服部のクリアが大きく跳ね返せない、庄司、ヘニキは左右に振られ走っていたため真ん中が空き失点→85分にやっと村田投入

前半終了時にピッチ内に危険な兆候が出ており、宇賀神も危ないと言っていたのでHTに「後半、危なくなったら窪田と小山投入して4バックにする」とチームで共有していれば窪田と小山は同時投入出来て、村田と畑はあと10分早く投入出来ました。それだけの時間があればたとえ逆転されていても再逆転出来ました。村田は投入されて10分足らずで結果を出すので偉いものです。

横山監督は選手に救われました。

ここからはなぜ横山監督の采配ミスなのか順を追って図解します。(これはコーチ陣にも言えることです。)

得点と失点が表裏一体だった岐阜の守備

まずは初期配置です。岐阜は5-2-3。長野は4-3-3でした。

岐阜の狙いとウィークポイントを解説します。まず狙いからです。

  • ンドカ、藤岡、石津3人とも適正ポジションで同時起用できる。
  • 3人ともトップ、シャドーが出来るためポジションチェンジがスムーズ
  • 前で奪ったとき、得点力の高い3人が居る。
  • 大西、服部、舩津は高さ、スピードが懸念されるが3CB+宇賀神、菊池でカバーできる。

次にウィークポイントです。

  • シャドー裏のスペース(青色の部分)が大きくここで受けられると一気にピンチになる。
  • 石津、ンドカ、藤岡の守備の負担が大きい。
  • 左右に振られると、庄司、ヘニキのスライドの距離が長い。
  • 押し込まれると後ろに重くなりカウンターを出せなくなる。→ある程度ボールを持って支配したい。

守備原則はアニメーションの通りです。サイドへ出たら宇賀神、菊池がプレッシャーをかけて押し返してました。DFラインのスライドも早く、長野は困惑したため、前半は岐阜が押し込む時間が多かったです。しかし、長野は前半途中にウィークポイントに気付き始めていました。

岐阜がやられたくないこと一つ目です。長野の坪川、佐藤がサイドに張ることで誰がマークすればいいか困惑します。宇賀神、菊池が出れば長野の三田、森川がフリーになりますし、ヘニキ、庄司が出ればバイタルエリアがら空きです。それに加えサイドラインまでボランチがカバーすることになります。つまりピッチの横幅を2人でカバーします。どう考えても不可能です。

このアニメーションが2つ目のやられたくない事です。ボールがサイドに動くとき菊池、宇賀神が出るのでその背後が空きます。大西、舩津が埋めれば2人の背後、スライドが遅ければサイドで起点が作れます。もし中央の服部を釣りだせれば手薄な中央に坪川、佐藤、住永が飛び出せば一気にチャンスです。

このように岐阜のシステムは諸刃の剣でした。そして石津、ンドカ、藤岡の運動量依存です。気温も高く、消耗が激しかったと思います。だからこそなぜ85分まで引っ張ったのか、、、

恐らく長野の宮本以外岐阜の弱点に気付いてました。肝心の宮本が気付かない為、長野はパスの出しどころはなく岐阜のプレスの餌食になったのだと思います。先制はしたもののHT時点で岐阜は丸裸状態です。宇賀神もそれに気が付いていたと思われますが(あくまでも推測、宇賀神のジェスチャー、口の動き、声からの推測です。最前列陣取って良かった(笑))修正無く後半に入りました。

この問題点は中京大戦でもありました。勝ったから良し。それでいいのでしょうか。映像を見返して修正する箇所山ほどあります。

アタフタした采配の監督で昇格できるのか

結論:出来ません。菊池のサイドから攻め込まれているから菊池→窪田。こんな表面上の薄っぺらい選手交代で問題が解決する訳がありません。傷が深い時、絆創膏を10枚貼ろうが20枚貼ろうが手前で止血をしないと出血は止まりません。横山監督は絆創膏を貼りました(窪田投入)が出血が止まらない(失点した)ので慌てて止血作業(小山投入+4バック)に入りました。岐阜サポには看護師さんもいるので例えてみました。最初から止血作業を行えば出血量も最小限に食い止められました。

小山投入時の岐阜は大量出血をして意識が朦朧としてました。しかし交代回数あと1回なので僕は積んだと思いました。それに加えて前半からハードワークを続けてた石津、ンドカの足が止まりボールをまともに運べない状態です。意識が朦朧としていたから簡単に中央突破されるのです。押し込まれて何度も左右に振られるからスライドが間に合わなくて中央が空くのです。大きくハッキリとしたクリアが出来ません。

4バックにすることで青色の部分も自然と埋まり、長野は攻め手を失いました。(藤岡、石津、ンドカ全員を中央で起用出来ないが)明らかに困ってました。しかし、それまでの攻撃による消耗により岐阜に隙が生まれ失点したのです。

これまで述べてきた現象を長野を指揮していた頃見受けられました。個人能力依存と引き出しが少ないのです。栃木時代はJ3のレベルが今ほど高くなかったので通用しました。今のJ3上位は考えて走ります。だから横山監督にしても大きくは期待できないと僕は言っていたのです。

選手、ゴール裏の目は死んでなかった

皆様、大変申し訳ございませんでした。これまでに述べた通り、「負けるべくして負けた。力の差だな。」と思ってました。しかし、ゴール裏を見たら誰一人諦めずクラップを続けてました。選手の顔を見たら誰一人諦めてませんでした。選手からは「采配ミス?関係ない。俺らが点とれば采配ミスもくそも無い。意地でも追いつくんだ」と気迫が伝わってきました。ちなみに僕の隣の隣の長野サポ3人は岐阜のクラップに合わせてクラップをしてました。岐阜のクラップは中毒性があるので要注意です。

諦めていない姿勢は選手から伝わってきました。ボールを失ったら何が何でも取り返そうとプレスバックした畑、明らかに疲れていて足がもつれながらも必死にプレスバックし、攻撃面では窪田が仕掛けやすいようなポジショニングをしてサポートした舩津、ボールを受けてから仕掛ける時間が長く挟まれた後、すぐに修正してドリブル突破し、アシストをした透馬、透馬が仕掛けやすいようにポジション修正を指示してお膳立てした(水を運ぶ役割)宇賀神、とにかく仕掛けまくった窪田、試合勘が無くキックの質は悪かったがとにかくセカンドボールを追い続けた吉濱、ベテランのような振る舞いでチームに落ち着きとエナジーを吹き込んだ小山、小山によって蘇生した服部、ビックセーブで3失点目を防ぎ続けた松本、前半からハードワークして疲れているのに最後ゴール前に顔を出した庄司、月間MVPと決め込んで綺麗な奥さんと可愛いお子さんにプレゼントするんだろうなという絵を僕に勝手に描かれている藤岡、退いた選手、大野。得点したのは窪田ですが全員が諦めずに走り続けた結果の得点でした。現地で見ていたサポーターは興奮したと思います。こんなFC岐阜は初めて見ました。

野崎コーチのトレーニング、ベテランの姿勢、ベテランをリスペクトしつつ追い越そうと必死の若手。いいチームです。いいチームでシーズンが終わるのか、昇格争いが出来るかは監督、コーチ次第ですよ。

小山を使ってください。あくまでも僕の願望です。見たい!

本田がケガで無理と分かった時、小山がスタメンになると思いました。しかし、ヘニキでした。気持ちは分かります。スクランブルでスタメンになった時、経験のあるヘニキの方が安心感があります。僕が監督でもそうしていたでしょう。

小山はキックの動作が左右両方スムーズ、高さと強さがある、奪いに行く時と遅らせる時の判断が良い、落ち着きがあって視野が広い、パスが正確でスピードが速い。使うしかないでしょ!こんなに持ち上げたら本人はプレッシャーを感じるかなと心配しつつも素人に持ち上げられた程度で浮足立つような人間ではないので大丈夫です。

藤谷、フレイレが離脱中の今チャンスです。ここでチャンスを掴んで将来キャプテンマーク巻いて欲しいなと願っています。

横山監督の手腕が問われる上位陣との対戦

ここまでかなり厳しく言及したもののまだ3週間しか経ってません。選手とのコミュニケーションの取り方を見る限り、この先良くなる絵しか描けません。お互いを知れば宇賀神の意図なども理解が早まるでしょう。今まで通り意識高く練習に取り組み、野崎コーチのトレーニングの狙いを理解し、少しづつ食事も改善すれば未来は明るいです。監督、コーチ、スタッフ、選手が自分にベクトルを向けてやるだけ。(休むこと、遊ぶこともトレーニングの一環です。柏木選手の影響で様々な選手が岐阜を紹介してくれて嬉しいです。)

そして菊池選手のお子さん可愛すぎて沼ってます(笑)。もう可愛くて可愛くて仕方ありません。

パナスタ行きます。その為、長野戦見返せてなくて本当に申し訳ございません。様々な意見お待ちしております。読んで頂きありがとうございました。