何故プレスの餌食になったのか。沼津戦Review

2022年3月29日

初めに

沼津戦Previewを振り返ると僕自身慢心があり、質が低かったと反省しております。選手、監督、コーチ陣に対して本気で意見をぶつけるのであれば、相応の質が高い記事を準備しなければなりません。「沼津について考察してみた」、「沼津戦Preview」を読まれた岐阜サポの慢心を招き、それが選手に伝染したと言えなくもありません。(大袈裟ですが)

予想を遥かに上回る方々に読んでもらっており、嬉しい反面、責任感を持ってブログを書いていかなければならないと改めて感じました。猛省し、改善します。

それでは、考察していきましょう。

初期配置(初期フォーメーション)の確認

僕の考えですが、試合開始直後の監督の仕事は選手の細かいポジショニング修正です。相手の出方に対して、初期配置が適切かどうか判断すべきです。チーム全体で共通認識を持って試合に入り、進める為には監督のかじ取りが必要なのです。(相手ありきなので想定通り試合が進むことはほぼあり得ません。)試合開始後、監督がテクニカルエリアで指示を出しているのは初期配置の修正をしている部分が大きいと思ってます。(「Leo the football TV」というyoutuberを基に学びました。興味がある方は是非一度観てください)

上記のことを大前提として話すので、頭に入れてもらえると嬉しいです。まずは初期配置です。

初期配置からいえることは、

これだけ人を捕まえて前にプレスに来ているのに後ろでパスを繋ごうとするなんて蟻地獄に自ら入っていくようなものです。宇賀神、山内の場所で沼津はボール奪取しようとしてました。宇賀神が個の力で打開してましたが、山内には酷でした。また、このハイプレスには相当なエネルギーを必要とする為、続いて20分間です。

監督が相手の出方を理解し、軌道修正すれば(プレス強度が落ちるまでロングボールを多用)、藤谷のバックパス、桐畑のミスは防げたのではないかと思います。

貫くことも必要ですが、相手の実力を認め、やり方を変えることも必要です。

三浦監督の準備不足を指摘した理由

開始早々2:10~のシーンです。

開始2分で沼津のハイプレスの狙いが出ました。この時点で監督、コーチ陣はプレスの方法を整理し始め、どうするか考え始めなければなりません。そして開始15分までに継続していくか、プラン変更するか決断しなければなりません。たった2分、15分でと思うかもしれませんが迅速さは求められます。あたふたしている間に連続失点して追い上げはするが負けた試合を岐阜サポは嫌というほど観てきたと思います。

練習見学が出来ない現在、チームがサポーター、スポンサーにFC岐阜の価値を証明する時間は毎週90分しかないのです。

戦術面から少し脱線しますが僅かでも考えて頂けると嬉しいです。

ある企業の営業マンが商品を売り込みに来て、皆さんが買う側だとします。プレゼン後、幾つか質問をしたとき、回答に詰まり曖昧な答えしか出せない営業マンとスラスラと回答できる営業マンのどちらから商品を買いたいですか?どちらの方が信頼できますか?僕は後者です。

後者のような仕事が出来るには、自分の能力を把握し、相手の立場で物事を考え、常にバックアッププランを用意することです。偉そうに言ってますが、僕自身未熟で出来てません。ただ幸せなことに僕の職場では上司や先輩が「僕らも出来ないことの方が多い。完璧に出来なくてもいいから少しでもいい仕事をするために一緒に努力しよう。」と声をかけてもらえます。

三浦監督、コーチ陣なりのマネジメント方法があると思うのでこの考えが絶対に正しくて押し付けたいとは全く思ってません。皆さんに共感してほしい、賛同してほしいとも思ってません。

このような考え方から私は監督のマネジメント力について言及したのです。数年間しか社会人経験のない若造が脳をフル回転で絞り出しました。大目に見てもらえると嬉しいです。

ハイプレスはどのようにして回避すれば良かったのか

ハイプレス回避方法は主に2つ。

  • 長短のパスを織り交ぜてサイドを変えながら前進する。
  • 前線が数的同数かつ相手のDFラインが高い為、裏の広大なスペースへロングボールを蹴る

岐阜は前者を選びましたね。先ほどのシーンの回避方法を解説します。

このようにボランチ経由で逆サイドへボールを逃がすのです。ただ、CB→ボランチへのパスが僅かでのズレたら大ピンチです。リスクを考えると僕は試合中に何故後者の試合運びに変更しなかったか疑問に残りました。

もし僕が現場にいたら、、、

もし僕が現場にいたらバックアッププランとして以下の戦術を用意します。

沼津のハイライン、ハイプレスに対してSB裏の広大なスペースにロングボールを蹴りこんで前進します。秋田のサッカーと言えば分かりやすいかもしれません。

個の能力では岐阜が上です。その個を活かすにか如何にして相手に組織として守らせないか、と考えました。 また、今シーズンのベースは走り勝ち、球際で負けない、ハードワークです。その為に野崎さんを呼んでトレーニングを積み重ねています。活かさないのは宝の持ち腐れです。

相手がプレスに出てこなかったら後ろで繋ぐ、出てきたらボランチがサポートしてロングボールを蹴る。相手は1トップ(DAZN等の表記では3トップでしたが、現地で見る限り1トップでした)だったのでフレイレ、藤谷、庄司の誰かはフリーでボールを蹴れます。沼津のDFラインは173cm、177cm、184cm、174cmと高さがないのでアバウトなロングボールを使われていたら嫌だったでしょう。(フレイレ、庄司のキックの精度は高いのでフリーで蹴られればチャンスでしょう)

ロングボール主体に切り替え、HTでチャー→石津ではなくチャー→窪田、畑をFW起用だったら右サイドを制圧し何本もクロスを上げ何本もCKを獲得したでしょう。(昨日のCKは2本です。)近くで見ていた岐阜サポも「今日の試合では窪田が生きる。」と話していて、「僕もそう思います。」と思わず言ってしまいました。

チャーのケガが心配です。

シンプルに考えよう。最高の選手が揃っている!!

ロングボールが多いとよく縦ポンと揶揄されますが、個の強みを生かしロングボールを使って前進して、相手を押し込んでから細かいパスワークで崩す事は立派な戦術なのです。今の岐阜はその戦術で十分試合を支配できるほどスーパーでスペシャルな選手が揃っているのです。

良い食材は調味料を使わなくても美味しいのです。岐阜の選手の質は高いので監督がチームとして纏め上げることが出来れば驚異的なパワーとなるでしょう。

そして三浦監督の最大の強みである守備の構築をすれば自ずと結果はついてきます。

今から三浦監督になります。サポーターに伝えたい!いつ試すの?今(沼津戦)でしょ!!

今から三浦監督になりきります。

岐阜の蒸し暑い夏を乗り切るには運動量を武器にしたロングボール主体の戦術だけでは失速することが目に見えてます。(岐阜の夏は蒸し暑すぎる。)フィジカルの消耗が激しいロングボール主体の戦術ではなく後ろから組み立ててボールを握る戦術も併用しなければ優勝出来ません。

ここで4月、5月の対戦相手を見てみましょう。鳥取、富山、松本、讃岐、藤枝、相模原、長野とJ2経験があり、J2ライセンスを保持しているチーム(昇格争いのライバルとなる可能性があるチーム)との試合が続き、梅雨前、夏前に実戦で後ろからの繋ぎを試す機会がありません。

シックスポイントマッチという言葉を聞いたことがあるように昇格のライバルに負けることは一気に勝ち点6差を付けられるのと同じなのです。

いつ試すの?今(沼津戦)でしょ!!

試すタイミングは昨日しかなかったのです。その結果敗戦という大きな代償を払う事になりましたがこの敗戦を糧に修正させて見せます。

昨日のような試合は最初で最後だ!!!

1人でも多くのサポーターにスタジアムへ足を運んでほしい!!!

FC岐阜が残留争いをしていた頃、2016年アウェイ北九州戦で敗戦後レオミレイロがゴール裏へ挨拶に来ました。そこにいた数十人のサポーターはレオミレイロに信じて応援する気持ちを伝えたそうです。(父親談)

それに奮起したレオミネイロがチームを引っ張り、見事残留に導いたのです。ホーム東京V戦後キャプテンマークを巻いたレオミネイロが嬉しそうにゴール裏にサプライズ出現したそうです。(サポーター大喜び)

サポーターの信じる力は選手に乗り移ります。野崎コーチ、工藤コーチ、各選手もSNSで思いを発信していました。僕は信じる価値があるチームだと思います。あなたのクラップが、あなたがスタジアムへ運ぶことが選手の力になります。

鳥取戦、スタジアムでお会いしましょう!!!!

読んで頂き、ありがとうございました。

最後に

沼津戦攻めあぐねた戦術的な要因を一つの記事にしようと思いましたがやめました。敗戦の記事を書くより来月からのことを考えた方が楽しいからです。今週中に静岡遠征旅行記をあげるので楽しみにしていてください。

さわやか2時間待ちで食べられなかった、、、