現実を受け止め全員で成長しよう 松本山雅戦(Review戦術編)

2022年4月21日

昨日あげた記事のように敗戦の後どのようなアクションをするのか重要です。僕は監督交代やスタメンの大幅入れ替えをしても変わらないと思います。今の岐阜に必要なことは現実を受け止めて成長すること。これは選手だけでなく監督、コーチ、スタッフ、社長、サポーターも。僕自身、敗戦のショックで凹んでいましたが、切り替えて試合を見返しています。再出発のチームを応援するのに1敗して凹むなんて僕もチームと同様未熟なんだと実感しました。現実を受け止めた後は前へ進むのみです。何が良くて何が悪いか整理していきます。

現状の課題

攻撃面

  • 選手の立ち位置
  • ボランチの攻撃への関わり(サイドへ流れたり、裏への飛び出し)
  • 動きの連動性→立ち位置の整理が出来てから言及します。

守備面

  • 奪いに行く守備と遅らせる守備のメリハリ(守備の目的がハッキリしていない)
  • 攻撃陣(FW、トップ下)のプレスバック
  • チャレンジ&カバー

要約すると攻撃も守備も選手任せで整備されていないのです。守備は監督が強度や球際を要求するから簡単に裏を取られたりボランチがつり出されます。1つ1つ約束事を作り、プレスもどこで奪うのが目的でどうなったら成功なのか、監督は具体的に何を目指しているのかハッキリさせなければ選手は迷います。だから失点するとミスが増えます。勝ちたい、勝たなければという気持ちだけが出て空回りするのです。

三浦監督もブランク明けで、何をどこまで準備したらよいか分かってないように見えます。だからといって監督を変える必要はありません。三浦監督もチームと共に成長すればよいのです。人間誰しも出来ること、出来ないことがあります。出来ないから勝てないからダメ、解任していたら岐阜で監督をやりたいと思う人は増えるでしょうか。岐阜でプレーしたい選手は増えるでしょうか。三浦監督が学ぶ意欲があるのか、成長する意欲があるのかこの先も見守りたいと思います。(勿論、監督へのリスペクトを忘れずに)

ダブルボランチの意識

先ずは攻撃の課題についてです。これは人の問題もしくは監督の制約が必要だと思います。マイボールになると庄司はボールに近づきます。だからダブルボランチの距離感も近くなり、攻撃陣のサポートが出来ません。このシーンではマイボールになってから山内彰、庄司共にボールを貰いにいって逆サイドのサポートが出来てません。岐阜の攻撃は必ず庄司経由だからスピードアップも出来ないのです。

上図のシーン(8:11~)では、山内彰のほうがボールに近いにも関わらず庄司がボールに寄り、ボールを受けてます。その弊害で逆サイドの宇賀神へ展開した後、ボランチのサポートが無いのです。だから攻撃が単発になり停滞します。結局、右サイド窪田の個人技頼りになるのです。

下図のシーン(15:46~)、(この他に23:07~のスローイン)でも緑のスペースに人が居ればワンタッチでの崩しや逆サイドへ展開し攻撃できるのですが居てほしいスペースに人が居ないため、相手は楽に守れます。下図シーンでせっかく柏木が相手ボランチを引っ張りスペースを空けたのに誰も入ってこないのは大問題です。必ずしもここでパスを捌いたりチャンスを作る必要はなく、このスペースに居ることで相手の脅威となり、周りを活かすことが出来ます。だから攻撃の練習ではボールへのサポートを意識してほしいです。この頑張りは見えにくいですが、さぼらずサポート出来る選手が試合に出てほしいです。監督も最低限これが出来る選手を試合に使ってほしいです。僕はそれが吉濱なんだと思います。そして、山内彰。彼は走れる足を持っているので意識するだけで出来るようになると思います。

庄司がボールに触りたいなら攻撃時は1ボランチで山内彰を1列上げるなど工夫が必要です。でないと攻撃に厚みが加えられずシュート本数は増えません。逆に言うと立ち位置が整理されて居るべき場所に人が居ると攻撃が循環するのです。ボランチの役割を明確に!

守備の目的を明確に!

1失点目はダブルボランチがマイナスへのパスコースを消すべきなのに二人とも歩いています。あり得ません。論外です。ボランチは前への意識が強すぎるため、簡単にかわされる場面が多いです。そして前へ出た後のプレスバックの意識が低いため、バイタルエリアがガラ空きのシーンが散見されます。それに加えてフレイレと岡村は背後へのスピードが不安なのかラインが深いため4-4-2の4-4のライン間でボールを受けられピンチになるシーンも多いです。守備陣形をもっとコンパクトにしないと一人一人の守備範囲が広すぎてカバーできません。人が居るのに守れないのはコンパクトな守備陣形を敷いてないからだと考えます。

サイドで奪うのか、ロングボールを蹴らせてこぼれ球を回収するのか、相手のどの選手にロングボールを蹴らせるのか、守備の目的を明確にしないと、この先勝てません。松本山雅は岐阜の守備の特徴を理解していました。岐阜はボールにどんどん食いつくからワンタッチでかわせばチャンスになると分かって攻撃していました。守備の強度が高ければ守れるわけではないのです。どのエリアでどのタイミングで守備の強度を高くするかが重要です。修正しないと失点が続きますよ。

出来たはずのクリア 宇賀神友弥の痛すぎるミス

2失点目を見返すと一度宇賀神の足元にボールが収まりましたね。そこで彼が持ち出そうとしたら後ろからつつかれてボールロスト、失点。宇賀神はコーナーではなく、スローインにしようとしたのだと思います。僕は完全に彼のミスだと思ってます。そして本人もそう思っているはずです。後半開始から宇賀神のミスが目立ちました。そして徐々にリズムが崩れていきました。岐阜の精神的支柱であり頭脳ある選手のミスによって戦意喪失してしまいましたね。こればかりは仕方がないです。誰しもがミスをして失点に絡むことはあります。何が足りなくてどうするべきか向き合っていくでしょう。僕は彼への信頼も期待も揺らぐことはありません。取り返すチャンスはいくらでもあります。

3失点目は岐阜の選手の間を抜け、フレイレにあたり、相手選手の前にこぼれてきましたね。これはアンラッキーです。悪い流れの時のありがちな失点ですね。

守備のカバーの意識を浸透させよう

3失点目のCKを取られたシーンです。

窪田が五分五分のボールをチャレンジしました。結果的に奪えなかったのですが彼が空けたスペースは誰がカバーするのですか。誰もしませんでした。僕は吉濱にカバーしてほしかったです。理由は途中交代で体力があり、ボールに一番近いからです。ではカバーしなかった吉濱が悪いかというとそうではありません。他のシーンでもチャレンジし、外された後のカバーの意識が低すぎるのです。サイドの選手が出たらどのポジションの選手がカバーするか監督が落とし込めていればこの失点は防げました。(富山戦の失点も同様にプレスバックの意識が低いです。)

サイドの2対2の場面でも崩されていました。特に窪田と船津ですね。左は宇賀神、菊池の守備力が高く簡単にはやられてません。窪田と船津の所でやられているのであれば「人についていけ」と監督が二人の間の約束事を作るべきです。窪田が守備出来ないとは思えません。岐阜の武器である窪田を90分使わない理由がありません。守備が悪いと思うなら上手く隠してあげるのが監督の仕事です。

畑が入った後もチャレンジするばかりでカバーの意識が低いです。76:10~のシーンでは途中から入った畑と吉濱がサボってピンチになっています。全員初心に帰ってさぼらず泥臭くプレーしてほしいです。その為にも監督は規律のある守備を再構築してください。(どこで奪うか、カバーは誰が行くのか、逆サイドはどこまで絞るのか、プレスバックの意識)

ビルドアップについて

庄司が降りて3Bを形成するのであればSHが絞り、SBは高い位置を取るべきです。窪田がサイドに張ることが多いので3Bを形成した時は中に絞り、ライン間でボールを受けられれば、もう止められなくなると思います。

ビルドアップでは船津が絞り偽SBの役割をしたり、タイミングよく窪田を追い越すシーンもあり、よかったと思います。ただ、それだけでは対策されるので立ち位置の整理お願いします。

サポーターはいつだってチームの味方

課題にフォーカスすると大丈夫か?と不安になりますが大丈夫だと思ってます。松本山雅は強かったですが力の差はありません。岐阜が下を向かず、歩み続ければいづれ超えられると思います。がっかりしたサポーターが居ればいづれ笑顔にすればいいのです。岐阜サポーターは結果だけ見て、成績だけ見捨てることはありません。チームの気持ちは充分サポーターに伝わっていますよ。課題は山積みですが1つずつ解決していきましょう。まだまだこれからです。

自分の地元にこうしてブログが書けるほど大好きなJリーグのクラブがあり、幸せです。