宇賀神選手のブログを読んで思う事と皆さんに知って欲しい宇賀神選手の行動と横山監督の特性

こんにちは!PANDAです。FC岐阜応援ブログの更新、久しぶりですね。最近は活動の拠点をYouTubeに移行していましたが、今回は文字に起こしたかったのでブログを更新しました。

皆さん、宇賀神選手のこの記事を読みましたか?今回、その記事を読んで思う事を話すのでまだ読んでいない方は読んでください。

https://lineblog.me/ugajintomoya/archives/9493908.html

聴覚から情報を入れたい方の為に、YouTubeでラジオ感覚で聴ける動画も作成しています。どちらからでも良いので僕の想いを知って頂けると嬉しいです。

この記事を読んだ最初の感想

この記事を読んで「遂に言ってしまったか」と最初は思いました。それと同時に、「僕自身が5月から感じていた違和感、チームの問題点」と「選手が感じていたこと」は違っていなかったとも思いました。

今回、Twitterなどで批判的な意見があったので反論させて頂きます。

批判的な意見:FC岐阜がどんなサッカーをするか、明確でないなら宇賀神選手が提案すべき

この意見に対しては、僕は100%見当違いだと思います。まず、監督がお題を提供、そのお題に対して選手間、選手と監督、コーチ陣で話し合うから議論が成立するのです。それが無いのに選手から提案したところで不毛な議論になるのです。話し合う内容が決まっていない、ただ集まっただけの会議と同じです。

この例えが皆さんの理解を深めるかは分かりませんが、今のFC岐阜(横山監督)は「お題も画像も何も与えず、大喜利をさせ、大爆笑をとってこい」と言っているのです。面白くて、人気で、笑いが取れる、大喜利が得意な芸人さんもお題が無ければ大喜利は出来ませんし、人々を笑わせる事は出来ませんよね。

それと同じでお題が無い限り、サッカーについても話し合えませんし、もし宇賀神選手が決めるのであれば選手兼監督にしないと他の選手は納得しないでしょう。だからこそ、監督に権力を与えてチームを纏めさせるのです。

宇賀神選手は誰よりも監督に言っている。

僕は、ホーム、アウェイ共に出来る限りベンチ真上の席で観戦しています。選手と監督、ベンチ内で監督がコーチ陣とどんな会話をしているかも気にかけていますが、宇賀神選手はどの選手よりも三浦前監督、横山監督と会話しています。相手の出方、攻守の構造を試合中、簡潔に言語化して監督に伝えている姿を何度も見ました。

僕は宇賀神選手が言っている事は即座に理解できました。なぜなら問題点のポイントを押さえ、端的に話していたからです。「プレーしながらここまで考えて簡潔に言語化できるのは凄いな」と衝撃を受けた記憶が鮮明に残っています。それに対して、何もアクションしなかったのが三浦前監督、横山監督なのです。その影響で勝ち点を幾つ落としたことか?

宇賀神選手は横山監督が求める運動量、対人の強さなど全てクリアしています。3バック時にWBとして起用され、90分間サボらずにサイドを上下動していました。宇賀神選手は横山監督の要求に応え続けました。横山監督は宇賀神選手の要求に応えたのでしょうか?

プレミアリーグ、現在首位のアーセナルアルテタ監督は「監督と選手がお互い要求しあい、お互い譲歩する。その中で信頼関係を築く。」と述べていたことがありました。5月から問題点が全く修正されない事を見ると、僕には横山監督が宇賀神選手の要求に応えていたとは思えません。

「言うことを聞いていても自分の意見を全く反映させてくれない」そんな上司や部活の監督を皆さんは信頼できますか?監督と選手も人と人です。ロボットでも魔法使いでもありません。心と心を繋がなければなりません。そして心と心を繋ぐのは言葉ではなく、行動です。失点を選手のせいにしたり、「安い失点」と曖昧でフワフワした言葉を会見で使ってしまう監督が選手からの信頼を勝ち取れるとは思えません、、、

北九州戦後のどこかのブログでも述べましたが、窪田選手も横山監督の事を信頼していないと思います。北九州戦、大西選手が脳震盪で負傷退場して交代枠6人目として窪田選手が急遽投入されることになりました。そこで横山監督は戦術ボードを使って必死に説明していましたが、窪田選手は4バックと言う事を確認したら、横山監督の指示はほぼ聞かず、その場でアップを始めました。プレーが止まった時、横山監督の説明の途中でしたが、窪田選手は交代の為、センターラインの方へ歩いていきました。それを見た横山監督はびっくりした表情で窪田選手に声をかけましたが、窪田選手は軽くあしらってピッチに入っていきました。

この映像はしっかりとDAZNに抜かれていて、衝撃を受けました。言ってしまったら窪田選手は横山監督を小ばかにしたのです。今となっては、そんな選手頼みの試合をしている、その戦術を採用している監督の方が衝撃ですが、、、

1人の選手の力には限界がある。

では、宇賀神選手がやりたいサッカーを提案したとしましょう。例えば、「前から激しくプレスに行きたい」と提案したとします。前からプレスに行くには

  • プレスの原則
  • どの位置でボールを刈り取るか
  • ボールを刈り取るポイントへどのように誘導するのか
  • 相手ボランチは誰が監視するのか
  • 前線から下りてくる相手選手は誰が監視するのか(最終ラインから付いていくのか受け渡すのか)
  • プレス回避された場合はどうするのか
  • 自陣内での撤退守備とプレスの違い

ざっと思いつくだけでこれだけ上がります。これを決めるのは誰ですか?そしてこれらを決めた所で落とし込む為の練習メニューを作成する必要があります。連動したプレスが出来るように逆算して1つずつレベルを上げながら完成に近付けるのは誰ですか?

宇賀神選手1人でここまでやるのは不可能ですよね。だからこそ監督、コーチ陣がいるのです。宇賀神選手、柏木選手が居た所で彼らが戦術を落とし込むなんて不可能なのです。

それに加えて、ビルドアップやセットプレー、スローインなど、どれもしっかりと落とし込まないと形になりません。形にならなければ試合になりません。初歩的なパスミスが生じるのはこの部分がしっかりしていないからです。形にするために参考になる映像を編集してチーム全体で共有する事も必要でしょう。「チームの中での成功例、失敗例の映像を纏めてどうブラッシュアップしていくか」決める必要もあります。

あくまでも一例ですが、戦術ってそのように落とし込むのです。(今は様々なコンテンツがあるので国内、国外、プロからアマチュアまで監督がどのように戦術を落とし込んだら浸透するか学べるのです。)

だから選手がやりたいサッカーを提案して戦術を落とし込むなんて不可能ですし、選手と監督が哲学を共有しないと不毛な議論になります。

横山監督の特徴

横山監督は選手の裁量を重んじて、ある程度選手に任せる監督です。これはオブラートに包んだ、優しい言い方です。かなり厳しい言い方をすると、「戦術が無い、無策の選手任せの監督」なのです。横山監督だけでなく、日本の指導者のほとんどはこのタイプです。日本サッカーを象徴とする、日本代表監督がそのタイプなくらいなのですから。

そのタイプの監督の特徴としては「選手が試合に出られる、出られない」の明確な基準がありません。だって、明確な基準を設定する為の戦術、原則、約束事を設定しないのですから。

なぜ、フレイレ選手、服部選手、岡村選手、藤谷選手が試合に出られて小山選手、本石選手、エブス選手が試合に出られなかったのか?なぜ、ンドカ選手、畑選手は試合に出続けて富樫選手、村田選手、松本歩選手は試合に出られないのか?なぜ、庄司選手、吉濱選手が試合に出続けて、生地選手、大西選手、山内彰選手、石坂選手が試合に出られないのか?(生地選手は起用したら即、活躍しましたよね)

このような質問をしたら横山監督は答えられるのでしょうか?

そして、どのようなプレーが出来れば、何をすれば試合に出られるか、横山監督に聞いたら明確な回答は出て来るのでしょうか?疑問です。「この原則、約束事を守れば出られる」と言う明確な基準が無く、「対人が強い、走行距離が長い、オンザボールが上手い」と監督の主観のみで決めていたら目も当てられません。そこに、「何故走行距離が長いとチームに好影響を及ぼし、勝率が上がる」などの説明が無いと選手は納得できないでしょう。勝てる監督、選手から信頼される監督は最低限、この2つのポイントを組み合わせて説明できるのです。

横山監督が長野で勝てた理由

それは単純です。個の質で解決できる選手が揃っていた事、J3のレベルが低かったことです。

まずは、J3のレベルについてです。横山監督を支持する声でよく2020年の長野の成績を出しますが、この時、34試合で勝ち点59。1試合平均、1.735。31試合換算にすると53.4。今シーズンの順位に照らし合わせると、6位で昇格圏との勝ち点差は9なのです。昇格とは程遠いですよね。2020年の2位争いに対して「譲り合い」と言う言葉が使われていた事が記憶にある方が居るかもしれません。連勝すれば抜けだせるのに上位陣は揃って勝てない、そんな状況がシーズン終盤に続いていたのです。

次に選手の質についてです。長野でもう少しで昇格出来そうになったのはDF喜岡選手(現山形)、DF浦上選手(現甲府)、DF広瀬選手(現鹿児島)、MF藤山選手(現秋田)、FW佐相選手(現相模原)、FW吉田選手(現秋田)と若くて質の高い選手が揃っていたから強かったのです。サイド攻撃が印象的なのはサイド起用すれば個の力で何とかしてくれる選手が揃っていたからです。2年目に結果が出て、3年目に退任した理由は選手の適材適所に気付くまでに1年かかり、適材適所に配置された選手同士、お互いの個性、考え方を理解するからコンビネーションなど良くなる。つまり2年目勝てる。ただ、それ以上のものが無いから3年目結果が出せないのです。

ストライカーもいて選手の質も高いので本来なら昇格しなければならなかった戦力でした。しかし、得点力不足で昇格を逃しました。翌年、シーズン途中に中盤の要である藤山選手が抜かれたのが最後、チームはボロボロになりました。藤山選手が引き抜かれボロボロになったのと柏木選手がケガで離脱してボロボロになったのは経緯が似ていますね。

横山監督が悪い訳ではありません。

それぞれの人間の特性なので今すぐどうにかしろと言っても仕方ないのです。身長が170cmの人間に190cmになれと言っても不可能なのと同じ事なのです。

現代サッカーは「個」ではなく、「集団」で戦うようになりました。数年前のサッカーは11人の「足し算」で競う合っていましたが、現代サッカーは足し算でなく如何に11人の「掛け算」にするかという考え方になっています。その方が低予算でチーム作りが出来、勝率も上がるのです。J2で資金力があるとは言えない熊本、J3でも収入が少ないいわき、藤枝が躍進しているのはいち早く掛け算になるサッカーを取り入れたからです。

総括(小松社長に向けて少し)

宇賀神選手の勇気ある発信、本当に素晴らしいと思います。今シーズンずっと、真剣に取り組み、勝利に向かって貪欲になって日々の練習に取り組んだからこそ、あのような発信が出来たと思います。勿論、宇賀神選手自身の問題点もありますが、それを議論するのは宇賀神選手が気持ちよくプレー出来る環境を整えてからではないでしょうか?

「選手全員を納得させて、1つの方向へチームを導いてくれる」そんなリーダーが必要です。現場の監督にそれを求める前に小松社長、あなたがそのリーダーにならない限り、そのリーダーになろうとする努力をしない限り、そのような素質のある監督を招聘する事は不可能でしょう。

そうなるとFC岐阜という組織は変わらず、Jリーグの舞台から消える日も近いです、、、

最後まで読んで頂きありがとうございました。